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タイムストレッチとは
タイムストレッチとはオーディオ素材の長さを変更し、ピッチを保ったまま調整する機能です。
使用することでBPMの違うサンプルを別のBPMに変換して使用することが出来ます。
しかし、タイムストレッチを使用すると音色が劣化してしまいます。
今回はCubaseのスライス機能を使用して、ドラムループサンプルのBPMに合わせる方法を解説します。
スライス機能を使用する方法
①ヒットポイント編集
今回はBPM128の素材をBPM150に合わせていきます。
サンプルを選択してダブルクリックします。左のインスペクター(inspector)からヒットポイントを押します。
スレッショルドレベルを上げ下げし、全ての音色のアタック部分に線が合わせます。
その後、「作成」のスライスを押します。
②スライスした素材を微調整する
スライスしたサンプルをダブルクリックします。
このまま微調整することもできますが、編集しづらいので取り出します。
サンプルを全選択し、プロジェクトゾーンにドラックします。
BPMを変換したことによって、サンプルが重なっていることが多いと思います。
長さを変えたり、フィードアウトの調整をしたら完成です。
実際にこの方法でBPMを変更したものがこちらです。
長さとフィードアウトのみを変更したので、タイミングのゆれがありますが一瞬でBPMを合わせることが出来るのでかなりの時短になります。
クオリティを上げたい場合は一つ一つのサンプルをグリットに合わせましょう。
ビデオで解説
ビデオでの解説も作りましたので是非参考にしてみてください!
まとめ
本記事ではスライス機能を使用して、ドラムループサンプルのBPMに合わせる方法を解説してきました。
- スライスを使用して一瞬でBPMを変更できる
- タイムストレッチを使用していないので、音色の劣化が少ない
サンプル素材によっては上手くいかないこともありますが、時短になるのでまず試してみることをお勧めします。
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